怖ろしいプラスチックごみの被害!知らぬ間にあなたの身体に忍び込む‼

マイクロプラスチックを食べる魚とプラスチック漂流物

 「また、ばあばの次のブーム?」「いや、そうではありません。これは娘から届いたプラスチックごみの怖~い話です」

驚きのプラスチックごみの残存期間

プラスチックごみは分解されるのに長い時間がかかり、海に流れ出たプラスチックごみは、いつまでも海中を漂い、魚や海藻ほか沢山の海の生物に悪影響を及ぼしています。

その多くのプラスチックごみは数百年以上、海に残存して,このままだと30年後2050年までにはプラスチックごみが魚の重量を上回るという怖ろしい話です。

プラスチックの悪影響

プラスチックの害はすでに、その製造工程で始まっているのです。化石燃料からプラスチック樹脂や添加物を生産する際に、発がん性物質や有害物質を大気中に放出しているのです。これらは神経系の損傷、がん、白血病などに影響があるといわれています。

使用済みのプラスチックはごみとなり、やがて粒子となったマイクロプラスチックは水や食塩にも含まれ、生物の体内に入るのです。

マイクロプラスチックは空気中にも漂っており、環境ホルモンなどの有害物質を吸着して健康被害を起こすのではないかと懸念されています。

マイクロプラスチックの人体への影響は、はっきりは解明されていないそうですが、がんの発生や代謝性疾患の発症を引き起こす可能性のある化学物質が検出されているのです。

完全に分解されることのないマイクロプラスチックは、もうどこにでもあるのではないかといわれています。マリアナ海溝やエベレストの頂上、人間の胎盤や哺乳瓶などから、それに人間の血液からも発見されているのです。

プラスチックごみを燃やせば温室効果ガスが発生し、地球温暖化の原因の一つになります。また石油資源は限りがあるため、資源の枯渇にもつながります。この沢山のプラスチックの問題をどうすればいいのでしょうか?

プラスチックごみ問題をどうすれば改善できるのか!

プラスチックごみ問題、プラスチックごみの被害はよく聞きますが、自分が真剣に取り組んでいるかというと、そうでもない。

家の中にはプラスチック容器に入った商品の数々、食品を入れるプラスチックで造られたタッパーの山。プラスチックから逃れるのは至難の業です。

意外とあった代替品

そんな時、娘が持ってきたのは食器を洗うスポンジ代わりの12~13㎝四方の厚めの綿の布。

そして竹の繊維と、とうもろこしでん粉で作られた持ち手に、馬の毛がついた歯ブラシ。

麻で作った直径5~6㎝の丸い洗い物ブラシ。麻と馬の毛が左右半々の縦18~19㎝、横5~6㎝の大きめのブラシ。

この丸いブラシは茶渋を取ったり長いブラシは、お風呂を洗ったり好きに使えばよいのですが、麻や馬の毛がこんなに硬くしっかりしているのに驚きました。

最近は紙で作られたストローやレジ袋、食器。植物で作られた食べられるスプーンや皿などもあり、探せば未だ色々な物があるのでしょうが、自然素材を使ったその技術の進歩にも驚き嬉しくなりました。

自分のできることから始める

まずは自分のできること、プラスチック製品をなるべく使わないところから始めようと思い、最初にしたことはプラスチックで作られたタッパーをガラス容器にかえるところから始めました。

プラスチック容器は電子レンジで加熱すると、温度が高くなるほど食品に移る化学物質が増えるといいます。

そういえばプラスチック容器をうっかり火の近くに置き、溶けかけてザラザラになったり、形が変わったり、嫌な臭いがしたりした経験はありませんか?まさにそうなる瞬間に化学物質が出ているのでしょう。怖いです!

ばあばのプラスチック削減

・プラスチック容器、タッパーなどをガラス容器、耐熱耐冷ガラス容器などにかえる。

・飲み物もなるべく、ビンや缶の物を買う。

・花壇のプラスチックプランターを木材のプランターにする。風情があって良い。

・植木鉢は土で焼いた物にする。ちょっと重いが暖かみがあり、あとは土に帰る。

・娘にもらった代替品などを使う。

他にも沢山あるのでしょうが、まずは身近なところから実行しつつ、ほかの削減方法も見つけていきたいと思っています。

全員参加でプラスチックごみ問題に取り組もう

プラスチックごみの自然への被害や人体への悪影響などを防ぐために、研究をされておられる方々。汚染を減らそうと清掃などの活動をしてくださる沢山の人々。私達も、その輪に入らないといけないのです。

プラスチック製品に接した時、これはどうすればいいのか、どうすれば一番、害が少なくできるのだろうかと考えてみてください。

まずは今日からプラスチック製品を一つずつ削減していきましょう。そして仲間を広げてください。それが環境破壊を阻止し、人々を守ることにつながっていくのです。

考えるよりまず実行

実際、プラスチック問題は、ほとんどの人が知っていると思います。しかし、その問題に取り組んで努力しているかというと、まだまだなのです。

100の知識より1つの実行です。そして2つ3つと削減方法を増やしていけばいいのです。それでもう、あなたは地球を救う戦士です!