あっぱれ100才!一人コロナに勝ち抜いた母と守った家族

新型コロナウイルスに勝った100歳のおばあちゃんと家族

私の母は昨年、大台中の大台! 100才になりました!(パチパチパチパチ)

昨今の世情もあり、いろいろ気を付けながら近くにいる親戚だけでささやかなお祝いをしました。

100才の誕生日

お出かけ好きな母がコロナ禍でなかなか思うように動けない日々、久しぶりに集まってくれた子供や孫、ひ孫に会い、とても嬉しそうでした。少しお酒を飲み、ほんのりピンクになった顔がとてもチャーミングな100才の母。楽しい1日になったでしょう。

誕生日の次にやって来たものは新型コロナウイルスの魔の手

ところが大変なことが起きてしまいました。出張の多いパパが、とうとう新型コロナウイルスに感染してしまったのです。と言っても分からないでしょう。

母(大ばあば)は私(ばあば)の娘(ママ)一家と暮らしていて、パパとは娘の夫です。二人には女の子が一人いて、母(大ばあば)のひ孫であり私(ばあば))の孫です。この孫と大ばあばは、仲良く遊んだり喧嘩をしたり二人で悪だくみをしたりと、時々ヤバイおばあちゃんとひ孫に変身することがあります。

話は戻って、パパはコロナに感染したためホテルに監禁?いや宿泊療養となりました。即、子供も近親者として小学校から家に戻されました。結局次の日にママ、その次の日に子供と、大ばあば以外一家全員がコロナにかかってしまったのです。

大ばあばをコロナから守れ

大ばあばだけは、何が何でも感染させてはいけない。普段からパパが出張から帰った時は、いつも二階の自室で1週間1人で食事をし、二階のトイレはパパだけが使い、あとの家族は1階のトイレを使う。といった半別居生活をして、かなり注意はしていました。

しかし、出張から帰って日も経っていた頃、パパの誕生日がやってきて、今なら大丈夫だろうと誕生日会をしたのです。大ばあばはパパの横に座って、ビールで乾杯をし食事をしたというのです。

そして次の日、どこからやって来たのか、パパの新型コロナ感染となってしまったのです。一番の心配は大ばあばに感染してはいないか?させてはいけないということです。1日、2日、3日と毎日家族は戦々恐々。

しかし、一家族は濃厚接触者として移動できない。コロナ患者の家から大ばあばを隔離することはできないのです。どうするものかと家族中で考えるが打つすべはない。コロナ患者のママが大ばあばの世話をして、コロナが通り過ぎるのを待つしかないのでした。

コロナ禍の生活

私はまず、コロナが少しでも軽く済むようにと殺菌力があるというマヌカハニーと、のどにいいマヌカハニー飴を一番に届けました。そして夕方にはすぐに食べられるお惣菜や食品を届けるくらいしかしてやれることがなく、品物を玄関先に置くと裏に廻り部屋の中のママにガラス越しに手を振って励ますしかなかったのです。この虚しさ。コロナの怖さを思い知らされました。

コロナ禍の生活は1階のトイレは大ばあばだけが使い、2階のトイレをママと娘が使う。常時換気。そして問題は食事。食べ物を触る時、大ばあばに食事を届ける時の徹底した手洗い、うがい、消毒、使い捨て手袋とマスクの利用。勿論、大ばあばの部屋には入らない。ドアの前に食事を置くとノック(トントン)し、離れて廊下を挟んで会話をしたり、筆談をしたりする。

これができるのも大ばあばが元気であり自分で歩けるからできること。100才の大ばあばの凄さがここにもありました。

コロナ患者が老人の世話をする事態

1日目はママも37度代の熱が出て喉も痛く強い倦怠感があったようで、大ばあばの部屋の前に食事を届けるだけで精一杯だったようです。

2日目、少し楽になったところを見計らって大ばあばの入浴。2メートル離れたところから入浴させると1週間早くデイサービスに行けるという決まりがあるそうで、2メートル離れたところから「着替えを持ってお風呂場へ…」「まずシャワーで身体を流して…」と、いちいち説明しながらお風呂に入れたというのです。大ばあばとママの素晴らしい連携プレイでした。

去っていったコロナ

1日2日3日そして10日が経ち大ばあばに変化は無く、孫も熱が出て鼻水も出たが、それほど重くもならずママと共に4~5日でほぼ回復し、その後パパも宿泊療養から戻り大変な10日間を乗り切りました。

家族の中で1人、コロナに負けなかった100才の大ばあばの強さ。何なのだろうと考えました。が分かりません。100年積み重ねてきた何かがあるのでしょうか?驚嘆!乾杯!

そして、母を守り抜いてくれた娘一家にも感謝しかない。しかし娘は言うのです。それは大したことをしたのではなく基本的な手洗い、うがい、消毒、マスク、距離を保つ、家の中の換気など小さなことを一つ一つ徹底して行ったことだと…

家族の必需品ドーバーパストリーゼ77

特に役に立ったのは消毒液のドーバーパストリーゼ77。周囲の家族全員で使いました。食品にかかっても大丈夫というので何にでもスプレーする。手にも、まな板にも包丁にも流し台にもテーブルにも。口に入っても安心なので、ちょっと気になったら即スプレーするのです。本当に私達の守り神のように、ずっと今でも毎日使っています。

少し値段が高いので大きな缶で買い、小分けにして使うと割安になります。キッチンに玄関に、お出かけの時のミニスプレー容器にと入れかえて使います。

赤ちゃんや小さな子供さんのおられる家では安心な消毒液ではないかと思います。でも決して飲んではいけませんよ。身体の中は消毒できませんから。ハハハ

大切なのは一人一人の行動

新型コロナを収束させるのも、私達一人一人の油断のない行動、注意力しかないということを、しっかり心しなくてはなりません。外出時のマスクをすべき場所、しなくても良い場所の判断も大切な一つです。消毒液の携帯もしますね。

今はもう誰が感染してもおかしくない状態。運悪く後遺症が出る人もおられ、亡くなられる方もいますね。もう自分だけは大丈夫はないのです。

家族や友人、大切な人達を守るためにも、まず自分を守ってください。それが新型コロナの流行を終わらせるために大切なことです。

まだ、少々長い道のりになるでしょうが、栄養、睡眠、適度な運動を心がけて、新型コロナに負けないように体力をつけて元気にお過ごしください。

日常はヤバイ二人から始まる

早速、コロナから回復したひ孫と大ばあばはヤバイ二人に戻り、ママに内緒で大ばあばにもらったお金で、買い食いをするという行為に及びましたが、ばあばはバッチシその証拠を握りました。

ひ孫から大ばあばへ宛てた秘密のメモ

それがこの手紙。普段からお菓子の食べすぎに注意しているママに、知られてはまずいと思ったひ孫が大ばあばへ渡した秘密文書です。

○かってきたおやつのたべかた 
①ままにみつからないように。
②おやつはちょっとたべすぎないでね。
➂かすがおちたらばれるからきをつけて 

でした。わざわざ証拠を残すという間抜けな、かわいい二人でした。

それでは皆様の健康とお幸せを心から願って、今回はここまでと致します。